胸椎12番の圧迫骨折既往を2回持つ70代女性。背部の緊張と右膝痛を呈しており、立ち上がり動作時に疼痛が強かったため、関連部位として手のツボ「杜仁(とにい)」を選択。刺鍼直後の動作確認で疼痛の大幅な軽減を認めました。
症状
右膝の痛み。胸椎12番の圧迫骨折を過去に2回経験しており、背部の緊張も認められた。
症例
女性 70代
選穴理由と施術経過
胸椎12番付近の緊張が膝関節の動きに影響していると考え、手のツボ「杜仁(とにい)」を選択。刺鍼後、その場で立ち上がり動作を確認したところ、膝の疼痛が大幅に軽減された。
使用したツボ
杜仁
感想・考察
立ち作業や手を使う動作が多い生活習慣のため、背部の張りが出やすく、今回の主訴と「杜仁」の適応が一致した症例であった。施術後、患者さんからは「こんなに変わるとは思わなかった」と驚きの声をいただいた。
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